映画「ナイブズ・アウト:グラス・オニオン」感想
作品情報などの記載はありません
ネタバレあります ご注意ください
この感想を書く前に前作についてなんですが、
私は前作「ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密」を何の前情報もなく
なんとなくでサムネイルを見て視聴しました
しかし途中で挫折し、日を開けて2日間かけて視聴という視聴難産した者です
観終わってみれば終盤の怒涛の種明かしに驚き、すぐ再度視聴してみたらなんで途中で挫折したのか意味不明なくらい最初から最後まで無茶苦茶面白かった
「ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密」を途中挫折するとか終わってるな
と自分でも思うぐらいあの時の自分はおりませんw
なので2作目が公開されるのを楽しみにしておりました
では早速感想箇条書き
グラス•オニオン
タイトルを見て
はいはい、前作と同じでこのグラス•オニオンを最後に何かするんでしょ?
と思ってました
結論:わかっててもその過程が面白ければ何しても受け入れられる
唯一、水素で爆破してなんでみんな無事なん?とは疑問が湧きではしました
まぁ、そこはしょうがないか
ブノワ•ブラン
私が前作で初見時離脱した理由は主人公にあります
というか自分があまりこういうミステリーものは見慣れていなくて、このおっさんはなんなんだ…?と言う疑問しか出てこなくて話が入ってこなかったんですよね
探偵?の割にはなんか現代的な設定だし、なんか有名みたいだし、続きものを自分は見てるのか?など全く設定を理解出来ていませんでした
今ならそんなことある?と笑える
理解力乏しすぎて笑う
理解した今はもう、このブランがクセになる
賢いと少しのおちゃらけが絶妙
今作も遺憾なくそのキャラクターを発揮していました
ミステリー
途中からの視点切り替えは本当にうまい
あそこからのワクワクはすごい
何度も前半で?があるんですが
それが見事に回収されていく気持ちよさ
最後の最後は大味かなと個人的には思いますが、それでも充分楽しめました
ひとつひとつのトリックは別に何も目新しさは無いと思います
むしろ古典的なトリックの積み重ね
トリックと言っていいかもわからないものがほとんど
でもそれが"パクり"と言う今回の犯人のテーマに合致しすぎていて親和性がハンパない
それをここまで探偵ものとしてつくれる脚本力は本当にすごい
まとめ
ナイブズ•アウトに何を求めるかで評価は変わりそう
前作で主人公ブノワ•ブランに魅力を感じていたならそれは充分以上に今作でも楽しめそうです
ミステリーに重きを置くなら、あっと驚く様なトリックは皆無なので評価は下がりそうです
ストーリーとしては笑いも散りばめられていて前半からとても見やすく、展開も早いので飽きは来ないです
何より前作よりかなり豪華なセットと衣装なので映像美としても見やすさ抜群
個人的にはグラス•オニオンから見た方がナイブズ•アウトを理解しやすかったかなと思いますが前作と今作どちらから見ても特段なんの問題もないと思います