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まんが、ドラマ、映画の感想

映画「クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王」感想

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自分はクレヨンしんちゃんドラえもんの映画は数年に1度、何故だか急に昔のを見返し始めるという行動をとってしまいます

 

おそらくこのブログを去年始めていたらドラえもんの映画の感想を毎日上げていたのでは?笑

 

毎週のアニメを見なくても映画のみを追いかけてる大人も多いと思います

自分もその1人です

 

 

では早速感想箇条書き

 

シリーズ作品の評価の難しさ

当たり前だけど、しんちゃんの様にシリーズ化しているアニメ映画って評価が難しい

 

ドラえもんポケモンアンパンマンなどなど日本には多くのアニメシリーズ映画がありますが、これをディズニーアニメ映画と同じ感覚で感想を書いていく事はできないと思います

 

何故なら上記の様なアニメ映画は基本的に自分が子どもの時にアニメを見ていてその流れで、映画館に見に行くのが主流だから

 

自分が子ども時代に見ていた時期に無意識にその作品への評価基準が決まってしまう為、そこから外れるかどうかで映画の評価もわかれてしまう

 

裏を返せば世代評価は似ている事になるので、自分の世代間での評価は共感しやすいかと思います

 

しかし今や様々なサブスクがあり、昔のアニメも見れる様になった事により

今後は時代や世代間での評価と言うよりかはますますその人その人の好みによる評価に重点が置かれそうです

 

それによって何が変わるかも書きたいとこですがそんなどうでもいい事は今は置いておいて

 

何が言いたいかと言うと今から書いていく感想は自分の観てきたしんちゃんはこうだからここが面白いとかダメだとは書きたくないなと言うことです

 

それが言いたいだけでこの長文 笑

めんどくさい人間ですみません

 

ちなみに漫画が原作においては上記の考えとはまた違う評価の見方があると思うのですが

しんちゃんやドラえもんなどは漫画からアニメというよりかはアニメから漫画のが大多数かと思う為、上の様に捉えてます

 

 

しんちゃん映画第1弾

この作品が現在においてもしんちゃん映画の興行収入第2位だそうです

 

公開されたのは1993年です

ちょっとすごいですよね

 

おそらく映画のチケット代だって今よりかなり安いはず

しかも子どものチケット代が半分以上だと思うんですが

一体何人の子どもが見たんだっていうね

 

クレヨンしんちゃんという作品の受け入れられ方のすごさが伝わります

 

 

間の取り方

自分は大人になって久しぶりに観ましたけど、独特の間があるのがすごい気になりました

 

今まで観ていて何にも記憶にないって事は今回初めて気になったんだと思うんですが

 

その理由はおそらくいかに今の映画が速いテンポでつくられているかだと思うんですよね

 

この作品を現代で観ると色んなところに時代を感じますが、自分的には1番間が感じました

 

今あの間をつくれるアニメ映画ないんじゃないかな

書いたとしても通らなそう

 

 

原点

しんちゃん映画第1弾であると同時にこの先のしんちゃん映画のほとんどの原点がこれに詰まっている様に感じました

 

もちろん本郷みつる監督がこの後3作品同じで、しかも2作品目から脚本を手がけていた原恵一監督がその後10作品目まで手がけるのだからそりゃ原点だなと納得

 

この流れがなければしんちゃん映画はどうなっていたのかのパラレルが気になるところ

 

春日部

しんちゃんとは切っても切り離せないのが春日部

 

実は今作品はハイグレ魔王は都内に最初現れるんですよね

 

で、千葉、神奈川、埼玉と侵略していくと言うのがセリフでだけ出てくるんですが

 

これが今やったら絶対に違ったなと言うところ

 

おそらく今書いたら春日部から侵略したに書き変わるのでは

 

今やしんちゃん=春日部が代名詞になったって事でもありますけどね

 

個人的には都内で正解だったと思います

 

 

アニメから映画

ドラマから映画でも言えるのですが

それを映画でやる意味とは?

2時間ドラマでよかったのでは?

収益の問題?スポンサーの問題?利権の問題?

 

となってしまう作品があります

 

今作品は93分と今のアニメ映画からすると少しだけ短いんですよね

 

おそらく今のアニメ映画は大体100分前後

(さらに低年齢向けのアンパンマンなどは除く)

 

そこからわかるように少し単純明快に話が進み過ぎますが、侵略やパラレルワールドなどの設定や侵略場所を都内にしてスケールが出ているなど

 

映画にした事による疑問は若干あれど、気にしてなければさほど浮かびません

 

後何よりも映像のクオリティですね

ここはやはり当時のアニメとの違いが出てますし、さらに演出です

逆でも言えてしまいますが、この演出だから映画にしたんだぞ

と言う思いが伝わってきます

 

 

これが作品が続くとさらに映画の意味がクレヨンしんちゃんには出てくるのがすごいところなのでその辺はその時にでも

 

 

まとめ

子ども向けアニメ映画なので子どもが観ても単純なストーリーでギャグもわかりやすい為、飽きる事は無さそうですが

 

若干低年齢の子が観るには不安を覚えるシーンもあり、また高学年が観るには少し幼すぎるかもしれません

 

大人が見れば時代の懐かしさや漫画初期のしんちゃんワールドが全開で観れますが

しんちゃんに特段なんの思いもない方は途中で飽きてしまう可能性があります

 

今の時代にそぐわない表現もただある為

人によっては不快な思いになるかもしれません

 

しかしそれこそがクレヨンしんちゃんの真骨頂であり、よくここからその真骨頂を削り落として作品を今の現代に合わせてきたなとノスタルジックに観る事をおすすめします

 

クレヨンしんちゃん映画の流れを知りたい方は観るべき作品でありしんちゃん映画の原点そのものと言えます

 

 

Netflixにて視聴

視聴回数 2